2009年10月30日

百年の梅干その2

今年も、暦の上で5月がやってきた。

庭になった青い梅を見上げる老婆。

彼女の名前はシキノ。

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2009年10月28日

百年の梅干

片田舎に住む老婆、

ひたすら毎年大量の梅干しを漬ける。

誰かを待っているというわけではない。

ただひたすら大量の梅干しを漬けている。

壺に漬けられた梅干しは、いったいいくつなのか、

数えることもできない。

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2009年10月27日

シナリオは

最近、シナリオやプロットなどは、

フィクション13
(ジュゲムブログ)

にてアップしています。

シナリオ気になる方はそちらをみてくださーい。
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2009年10月17日

映画音楽

最近、井土紀州監督の作品に友人が音楽をつけるときき、

テンションあがる。

11月のレイトショー楽しみ。

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2009年10月11日

浮き雲男その18

明子は宏以外の男を思いながらカレーを作っていた。
その顔は恋のはじまりのような、はにかみのある笑顔。

キッチンにて、椅子に座る宏は明子の背中を見つめている。

宏「俺、食べていいの?」

明子「え?」

気持ちを見透かされたと少し動揺を隠すように
宏と目を合わせない明子。

涼は、上機嫌である。
明子と宏が久々に会話しているからに違いない。

涼「ふーん、食べてたいんだ。」

ご飯を装う明子、宏には背中を向けたまま。

明子「もちろん食べてよ。いっぱい作ったし。」

明子は、確かに宏のことは考えていなかった。
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2009年10月09日

浮き雲男その17

2階の子ども部屋より涼が階段を下りてくる。

左手に虫取り網を持っている。

10月も始めなのに、何をとるのか、

明子は疑問に思った。

明子「何かつかまえんの?」

玄関口で靴を履きながら涼は、こういった。

涼「ん?とんぼがとんでたからね。つかまえにいってくる。」

明子「そう、いってらっしゃい。」

明子はカモミールティを呑みながら涼の背中を見送る。
涼は振り返らず、意気揚々と玄関をでようとする。

涼「いってきまーす。」

玄関をでた先に見える姿は宏の背中。
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2009年10月07日

シナリオの嵐

このところ嵐のようにシナリオを書いている。

映画を観ようと思わない。映画館にいっていない。

けれど、今日は舞台を観に行く。

約束していたので。


鈴木清順の「けんかえれじい」

山本直純が音楽やっているんだなあ。

このまえ、DVDで観てしまった。

けれど忘れる。


アウトプットの嵐。

今まで受けたいろいろをうまく昇華して

吐き出す感じですね。

でも、吐き出すのは美しくないかな。

園さんのような「むきだしの愛」のような

ことになると、あそこまでいくと気持ちよい。

潔い。

誰かに伺いを立てなくてはいけないことでなく

書きたければ書けばよい。

なんでもありなのだ。

ただ、そこになんとも言いがたい

モノが含まれていなければ、

面白くない。

そういった意味で、

欲情まるだしの

コメントは、不快ですが、

それはまた人間の本性ともいえる。
posted by ラジオルクセンブルク at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月28日

つらいと思う恋

シーサーのアンケート
ランキング一位では

「不倫」らしい。

そうかあ、不倫ね。

そうね、皆さん、案外あるのね。

結婚している人に恋しちゃう事。

それは、ありますね。

成就しないとわかっていても恋しちゃうね。

恋するのはいいとして、

暴走しても痛い、停滞しても辛い、

ハッピーな恋がいいなあ。

他に

「待つだけの恋」
「利用されているとわかっていても恋」

なんていうのもありましたが、

思い当たる節があったら、
直ちにやめちゃったらいい。

とは、いいきれないな。

「つらい恋」も

なんだかんだ楽しかったりするのよ。
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2009年09月27日

浮き雲男その15

高円寺トリアノンにて

外は、よく晴れた夏の空が広がる。
よく
磨き上げられた窓に、奥園のうつむいた横顔が映る。

奥園は始終無言で座る、テーブル挟んではす向かいに明子座る。

奥園の隣に、宏、背中を丸めて座る。

明子「話って何?」

宏「いや、あの、話したいっていったの明子だろ。」

明子「そうだっけ?忘れた。」

奥園「・・・。宏さんが好きなんです。」

明子「だから何?」

宏「一緒に住もうと思ってる。」

明子「あ、そう。」

メニューを持って、ウェイトレスがやってくる。

明子「二人、コーヒーでいい?私、ミートスパ。」

宏「ああ、いいよな。」

奥園に相づちを打たせる宏。

無言のまま座り続ける三人。

空ばかり眺める明子。

テーブルばかり見つめる奥園。

目が宙に浮く宏。

コーヒーが2つ先にテーブルに並ぶ。

コーヒーに手をつける、宏と奥園。

10秒ほどしてミートスパがテーブルに並ぶ。

宏「食欲旺盛だね。」

明子「はあ?」

明子、いきなり立ち上がり、ミートスパを皿ごと
奥園の頭にかける。

宏「何すんだよ。」

立ち上がる宏。

明子「うるさい。あんたはだまってて。その姿で高円寺中歩きなさいよ。あんたがやろうとしていることは、そういうことよ。」

明子、荷物を持ってそそくさと店の外へ出る。

奥園はうつむいたまま椅子に座る。

宏「明子!おかしいだろ!話になんねーよ。」

posted by ラジオルクセンブルク at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

ハードボイルド茶トラ

誰が読んでいるのか、よくわからないのですが、

毎日100人以上の人が読んでいる?
目を通しているので
キーボードを
タイピングする今日この頃。

このまえ、雨の日、タクシーのタイヤが道路にたまった
水たまりをざーっとはねる様子を撮りたくて

雨の中、自転車飛ばして、
真夜中の高円寺の商店街へでかけました。

うかつにもビニールを
かけず、シャッターチャンスを狙って
当然カメラは濡れて、
私も濡れて、

デジカメも私も調子がどうもよくない。

この季節に雨に濡れてはいけない。
風邪にご用心。

家の近所には猫が多く、よくうろうろ散歩しています。
早朝と夕方の猫の散歩時間にでかけると
人懐っこい猫に出会えたりします。

そのうちに、うちの縁側でよく寝ている
茶トラのじじむさい猫がいるのですが、
外で会うとなぜかそっけない。

毛並みはあまりよくない、

背中の丸みといい、
背骨の出方といい、
鍵しっぽといい、

顔がでかくて
耳の上にかすり傷。

ちょっとハードボイルドな猫。

最近、そいつをじじねこと呼んでいます。

そっけないけれどお気に入りです。

猫は、人間の思い通りにならないから
愛らしい。

SANY0615.JPG


posted by ラジオルクセンブルク at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浮き雲男14

奥園から明子に電話。

奥園「私、宏さんが好きなんです。」

明子「そう、で?どうしたいの?」

奥園「一緒に住みたいんです。」

明子「私に話す事?宏と話せばいいことだよね。」

電話を切る明子。

ガステーブルの周りを掃除し始める明子。
posted by ラジオルクセンブルク at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浮き雲男13

涼、2階の寝床で布団に入ったまま

涼「宏、帰ってくるかな。」

明子「帰ってくるかわからないよ。
帰ってくるときは帰ってくる、こないときはこない。
もう、寝なさい。」

明子、涼の隣で目を閉じる。



posted by ラジオルクセンブルク at 13:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月17日

浮き雲男12

1991年6月3日。
雲仙普賢岳、噴火。
土石流で明子の新築の家が流される。

そのとき明子は、出張で福岡にいた。

テレビで煙がくすぶる故郷を眺める明子。

家族の一周忌を迎えるまで復興活動にいそしむ明子。

1992年アンデパンダン展
東京都美術館にて
作品を持ち込む明子。

受付の椅子にぼんやり座る宏。

宏「何ですか?それ。」

明子「油絵です。」

宏「どこから?」

明子「長崎から。」

宏「ええー、来たよ長崎。ちゃんぽん、金だらいみたいな
どんぶりで食べているところですよね。」

明子「何ですか。それ。受付やってもらえませんか。」

宏「ああ、預かりますよ。その絵。
2階のロビーになると思います。」

宏に絵を渡す明子。
posted by ラジオルクセンブルク at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浮き雲男11

リビングの椅子に座る宏。

ピアノの部屋からドアを開けて
宏を遠目に見ている明子。

宏「好きな人が増えることは悪い事かな?」

明子「いや。」

宏「好きな人が増える事はいいことだろ?」

明子「そうだね。」

宏、咳き込む。
冷蔵庫からフルタイドを出し宏に渡す明子。
宏、フルタイドを吸い込み呼吸を整える。

宏「俺たちはいつ始まった?」

明子「わからないね。奥園さんとは新しく始められそうなんだ。」

宏「わからないね。」

明子「大学卒業できたのには感謝して欲しいね。」

宏「まあね、でも俺は一人になりたかったから、大学に通っただけだ。」

明子「じゃ、私が転がり込まなかったら、今頃10年生だ。」

宏「感謝してますよ。
何かを捨てるのは気持ちいいもんです。」

明子「神田に古本売ったこと?」

宏「覚えてねぇーな?」

明子「いや、あんとき隆司ちゃんが宏は趣味人になるのか、って
寂しがってたから、覚えてるよ。研究をあきらめたの、私のせい?
続けてもよかったよね。」

宏「・・・なんで俺だったんだよ。」

明子「意味なんてないよ。成り行きでしょ。
あんたに帰る家もない人間の気持ちがわかるの?」

宏「嫌な事いうなあ。それをいったら何もいえないだろ。」



posted by ラジオルクセンブルク at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

眠れないときは

眠れないときは
Charles Williams
「Booger Bear」
で、踊る。

P−vine レコードより出てます。
アルバム「Trees And Grass And Thing」収録

そして、子守唄には
Bill Evans Trio - Someday My Prince will Come

もちろん
Bill Evans-danny boy

それから







posted by ラジオルクセンブルク at 03:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Art Blakey

秋の夜長、クールダウンに。

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2009年09月16日

ラジオ エカイエ

中野区は上高田にそろそろオープンしてしまう

カフェ&ギャラリー
エカイエ

そこで、ラジオも始まります。

その名も
「ラジオ エカイエ」

フランス料理の厨房に
貝をひたすらあけていく職人がいるのですが
その職人をエカイエと呼ぶそうです。

そこから名前を頂いた
エカイエ。

「酵母カフェぽこぽこ」

というカフェを
中野のウナ カメラ リーベラ
というギャラリーに出店させていただいて
おりましたが、

八百屋に転身。

そして、急転直下。

八百屋とカフェがいっしょになったようなこと
できないかなあ、と

思っていて口にしていたら

なんと形になりつつあります。

楽しい妄想はたくさんした方がいいですね。

その中の一つぐらいは形になったりします。

ラジオもやろうかなあと
思っていたら

「やろう!」

という人も現れたし、

役者揃いのスタッフはみんな学生です。

とりあえず、2年間限定。

限られた時間の中で楽しみたいものです。
posted by ラジオルクセンブルク at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月13日

浮き雲男その10

仕事から帰ってくる明子。
リビングを掃除してでていったはずが、
えらいちらかっている。

ソファーで寝転んだまま本を読む宏。

明子「もう、いいかげんにして!」

宏「わかった。わかったよ。とりあえず、シチューかけないでよ。」

明子「今日はシチューは作ってない。」

部屋を片付け始める明子。
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浮き雲男その9

リビングにて

宏「どうすんの?」

宏のパンツのファスナーは開いている。

明子「何を?あ、ありがとうございました。」

宏「なめてんの?
最近俺と話したがらないよね。わかんだけど、
どうするの?」

明子「っていうかチャックあいてるよ。」

宏「うるせーよ。そんな話はしてねーよ。
もうすぐ涼は小学生だし、ここに住み続けるのか、
とか、さ。」

宏、ファスナーはそのまま話を続ける。

明子「そうね。ちょっと考える。」

本を読み出す明子。

宏「俺、仕事だからいくよ。」

ため息をついて
家を出ていく宏。

posted by ラジオルクセンブルク at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月11日

浮き雲男その8

ピアノの部屋にて
黒いピアノに鏡のようにうつる明子と宏。

明子「もう、でていっていいよ。」

宏「何いってんの?」

明子「奥園さんと一緒に住んだらいい。
私の介護はもういいよ。」

宏「涼はどうする?」

目線をそらす、明子。

明子「涼は、私の子だよ。私が育てるのは当たり前。」

宏「やっぱりそうか。そう思ってたんだ。
涼は、お前の子だけじゃないよ。
俺は、俺は、生まれる前から父親だと思って
育ててきたんだ。」

泣き出す宏。
明子は無言で宏を見つめる。

宏「お前がそう思ってるだったら、周りもそういう目でみるよ。
とんだ笑い者だ。」

明子「もう、いいよ。若くて才能あふれる子と
幸せだと思う生活を選んでいいと思う。」

宏「子育てに利用してたんだ。」

明子「そんなこといってないでしょ。私に縛られないで
生きていく選択肢があるってことをいってるの。
わかんないのよ。介護されてんのか、愛されてんのか。
介護のつもりなら、もう十分だから、もうでっててっていってんの。」





posted by ラジオルクセンブルク at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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