高円寺トリアノンにて
外は、よく晴れた夏の空が広がる。
よく
磨き上げられた窓に、奥園のうつむいた横顔が映る。
奥園は始終無言で座る、
テーブル挟んではす向かいに明子座る。
奥園の隣に、宏、
背中を丸めて座る。
明子「話って何?」
宏「いや、あの、話したいっていったの明子だろ。」
明子「そうだっけ?忘れた。」
奥園「・・・。宏さんが好きなんです。」
明子「だから何?」
宏「一緒に住もうと思ってる。」
明子「あ、そう。」
メニューを持って、ウェイトレスがやってくる。
明子「二人、
コーヒーでいい?私、ミートスパ。」
宏「ああ、いいよな。」
奥園に相づちを打たせる宏。
無言のまま座り続ける三人。
空ばかり眺める明子。
テーブルばかり見つめる奥園。
目が宙に浮く宏。
コーヒーが2つ先にテーブルに並ぶ。
コーヒーに手をつける、宏と奥園。
10秒ほどしてミートスパがテーブルに並ぶ。
宏「食欲旺盛だね。」
明子「はあ?」
明子、いきなり立ち上がり、ミートスパを皿ごと
奥園の頭にかける。
宏「何すんだよ。」
立ち上がる宏。
明子「うるさい。あんたはだまってて。その姿で高円寺中歩きなさいよ。あんたがやろうとしていることは、そういうことよ。」
明子、荷物を持ってそそくさと店の外へ出る。
奥園はうつむいたまま椅子に座る。
宏「明子!おかしいだろ!話になんねーよ。」
posted by ラジオルクセンブルク at 19:51|
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